つむぐ

蚕のまゆから繊維を引き出し、よりをかけて絹糸をつくる行為を

つむぐと言うのだそうですが、そのしぐさを毎日の生活になぞって

このサイトの「老いを紡ぐ」という題になりました。

日々の生活の特別でない ゆっくりとした時間の流れを

書き留めていきたいと考えていました。

自分がこの歳になって初めて味わう感覚で、

毎日雪崩に追いかけられうような世界の渦中に埋もれていた自分を

ふと振り返ってみたくなったのです。

今でも平穏な生活は完全に取り戻せていませんが

それでも在来より物事を思い起こす時間が得られるようになりました。

振り返ってみればあらゆる場面に遭遇、耐え抜いてきた自分に

ご褒美として与えられたようにも感じています。

不思議と幼い頃の自分をよく思い出して その素晴らしかった日々を

今更のように楽しんでいます。何も心配する事がなく

ただ自分の可能性だけに生きられた恵まれた時代を

二度と取り戻せないとわかっていても 満足な気持ちになる事ができるのです。

最近認知症が少し心配になってきました。

昔の事はとても良く思い出せるのに ついさっき起こったことが

頭に浮かばず、それでも一生懸命思い出そうと努力しています。

脳内の海馬と呼ばれる部分が萎縮してしまうようで、

しかし最近の情報では訓練の如何によっては取り戻せるらしいのです。

今しがた起こってつい忘れてしまった事を一生懸命思い出そうとすると

効果があるのだとか。

こんなこの頃ですが、私にはあきらめという言葉を知りません。

人の柔軟な本能と体力がきっと明日を切り開いてくれると固く信じています。
 

自分の世界

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